睡眠外来

​日本人成人の5人に一人は何らかの不眠の症状を感じているという研究報告があるなど、不眠は日本人にとって身近な症状の一つと言えます。

しかしながら、「多少眠れないぐらいで病院にはいけない」「我慢すればいい」と考えたり、あるいは不眠に悩んでいても「睡眠薬を飲んだらやめられなくなる」と思い受診につながらない方も多いのではないでしょうか。

不眠が長く続くことで糖尿病や高血圧などの生活習慣病やうつ病を引き起こすリスクが高まるというデータもありますし、また、他の疾患や薬物の影響が原因で不眠を引き起こすケースもあり注意が必要です。

​不眠症とは?

不眠症は、夜中に眠りたくても眠れないといった不眠症状のため、心身の不調があり日常生活に支障が生じる日中症状が合わさった状態です。
3か月以上続いた不眠症は、自然に治ることは少ないといわれています。

​不眠症
不眠症状

​眠りたいのに眠れない

・寝つきに時間がかかる(入眠困難)

・夜中に目が覚めて二度寝ができない(中途覚醒)

・​朝早くに目が覚めてもう眠れない(早朝覚醒)

日中症状

不眠症状のため日常生活に支障を生じる

・強い眠気

・疲労感、倦怠感

・記憶力の低下、能率の低下

・ミスが多い

​・落ち込む、イライラ

・意欲が出ない

・興味や関心がわかない

・眠れないことばかり考え

 て仕事が手につかない

        etc・・・

不眠の主な原因

ストレス

ストレスや緊張は睡眠の妨げになる

生活リズムの乱れ

交替制勤務や時差などによって体内リズムが乱れる

薬物

カフェイン、ニコチン、降圧薬、甲状腺製剤、抗がん剤など

からだの病気

高血圧、アレルギー疾患、糖尿病、呼吸器疾患など様々

​ムズムズ脚症候群、睡眠時無呼吸症候群など特殊な不眠もある

こころの病気

うつ病、不安症など

​多くの精神疾患は不眠の原因となる

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環境

音、光、温度、湿度など

不眠の原因はさまざまであり、複数の原因が重なっていることもあります。

不眠の中には睡眠環境を整えるだけで改善するものもあれば、基礎疾患の治療により改善するものもあります。
また、レストレスレッグス症候群(ムズムズ脚症候群)や睡眠時無呼吸症候群による不眠では、一般的な睡眠薬で改善せず、増悪してしまう場合もあり注意が必要です。